映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

イメージフォーラムフェスティバル2006

 昨日は、野々歩さんと眠と私と(私の大切な人)Aさんの4人で、新宿のパークタワーに於いて開催中の「イメージフォーラムフェスティバル2006」へ行ってきました。お目当てはAプログラム萩原朔美先生の作品…ところがどっこいAプロ最初の田名網+相原アニメで眠がくずぐずぐずり出し、眠を抱いて会場を出た野々歩さんとそのあとを追った私…その後、眠のおしっこで野々歩さんのシャツがびしょ濡れになるし、替えのスパッツは無いし…で正に「ガタロウフェスティバル(=我が家の隠語)」さながらの惨状でありました。

 それにしても、会場の外で色々な方とお会いして、顔の筋肉がとても疲れました。当たり障りの無い会話やお世辞や(作品の)感想や愛想笑い等…何だか自分が滑稽な存在に思えて惨めな気持ちになってしまいました。 そんな中、最近やっと歩けるようになった眠が、それはもう嬉しそうに会場ロビーを歩き回る姿を見て、非常に感銘を受けました。 私や野々歩さんが他の人と話している最中、全く悪びれる様子もなく、堂々と鼻をほじっている眠に(笑)、呆れるのを通り越して深い感動を覚えました。

 眠が自由闊達に歩き回って、「歩くことの出来る喜び」がその表情や身体中から溢れ出る様を見ていると、作家と呼ばれる人達が作品の中で標榜する「自由」や「解放」などは、眠のそれと比べたら、鼻くそのようなものなのかもしれないと思いました。

 というわけで、今現在私が最も圧倒されインスパイアされるのは、眠、ですね。彼女は私にとってのミューズ(薬用石鹸じゃないよ(笑))のような存在であります。

 で、今日はそのミューズと学芸大学駅前まで行き、衣装の竹内さんと2回目の打ち合わせ。今日は彼女が描いた衣装のデザイン画を見せてもらって、細かい部分を詰めました。とっても素敵な衣装が出来そうなので、着るのが楽しみ! そんでもって、今から自宅近くのauショップへ行って、ぶっ壊した携帯を修理に出して来ます…直すくらいだったら最初っから壊すなよ、と我ながら思います(笑)。 そんでもってその帰りに、眠のオムツと、眠のおむすび用のちりめんふりかけを買って帰って来る予定です。