映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

I'm Going Slightly Mad

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 統合失調症の本格的な治療を始めて、約8か月が過ぎました。

 当初は、薬の影響でロレツが回らなくなったり、寝たきりになったりしましたが、今は少しずつ家事や仕事をすることが出来るようになるまで回復しました。薬も、試行錯誤した挙句、フルメジンアキネトンジェイゾロフトヒルナミンデパスの5種に落ち着き、症状自体は一進一退ですが、以前のような、幻覚や幻聴、自我の崩壊の恐怖心といった激しい症状は出づらくなっている気がします。

 

 何を書きたいのか、よく分からなくなって来ました(苦笑)。頭がぼんやりして、なかなか思うように言葉が出ません。

 

 上の写真は、新作の立体作品と旧作の平面作品を組み合わせて最近仕上げた組作品です。タイトルは「スキゾフレニア」です。

 今年の夏、群馬の前橋文学館に志郎康さんの講演を聴きに行った時、講演後の懇親会で、石田尚志さんに「作品を観ましたよ」と声を掛けられて、感想を訊ねたら、「強烈でした」と言われて、とても嬉しかったのです。そして、どんなに頭がおかしくなっても、作品制作だけは決してやめないと、心に誓ったのです。

 

 言葉が思うように選べないです。何を書いているのかわからなくなって来ました。

 

 もっと早く治療していたら、と思えてなりません。発症した中学生当時に治療を始めていれば、眠や花に辛い思いをさせずに済んだのに。「死にたい」と言いながら踞って泣いている母親の姿をみて、子供達はどんなに心が傷ついただろう、と思います。

 

「黄緑色の奇病に罹り、両手が腐り落ちた私」、

「私のお気に入り、イデアの本、青空」、

「無くしてしまった私の頭、黒」と「無くしてしまった私の頭の展開図、白」

(オブジェ/4点1組/2009年)

 

 どこへ行ってしまったの、私の翼。

 どこへ行ってしまったの、私の頭。

 まるでジグソーパズルみたい、

 バラバラに壊れてしまいそう。

 無くしてしまったパズルのピース、

 どこへ行ってしまったの、私の青空