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映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

初めての法事

 埼玉の老人ホームに入居していた、野々歩さんの母方のおばあちゃんが亡くなったと、志郎康さんから野々歩さんに電話があったのが、7/27(火)のことでした。そして7/29(木)はお通夜の為、眠と花を連れて埼玉県の草加まで行って来ました。私の家は事情があってほとんどの親戚と絶縁状態なので、こういった法事に参列するのは、母の養父が亡くなった小学生以来のことでした。もちろん眠と花も初めての法事。前日から、喪服を母に借りたり、野々歩さんのYシャツとネクタイとベルトを新調したり、眠と花の礼服を用意したりとバタバタと準備に追われました。余りにもバタバタし過ぎて、お香典を用意するのすら忘れてしまう始末。(間一髪、母の指摘で思い出しましたが。)

 そしていざ、草加へ。

 祭壇の前の棺の中に横たわるおばあちゃんのお顔は、透き通るようにとても白く、もう俗世から離れたように神々しかったです。生前何度かお会いした眠と花も、興味深そうにのぞきこんでいました。

 お焼香の間、眠も花もそわそわしていて、騒がないよう順々に膝の上に座らせて大変でしたが、後から聞いたところによると、野々歩さんの小さな頃は、もっと大あばれして大変だったらしく、「眠ちゃんと花ちゃんはお行儀良かった」と合格点を頂きました。

 その後、式場の2階でお寿司などをご馳走になって、野々歩さんの従兄弟の皆さん(全員、男性! 完全に女系の私の家系と正反対。)を紹介されたりしました。眠と花は、食べるだけ食べて、後は追いかけっこをして笑って走り回っていました。

 眠と花にはまだ「死」の概念が無いんだなあと思っていたら、昨日寝る前、眠と色々話していて、眠が「ねむちゃんね、死ぬのがこわい」と言いました。「死ぬとどうなるの?」「天国ってどんなところ?」「天国でママと会えるの?」「天国でシチュー食べられる?」と矢継ぎ早に質問されて、天国はとても美しいところで、ママは天国でもシチューを作ってあげるからね、と約束しました。

 私はまだ死んだことがないので、天国がどういうところか、そもそも天国というところが存在するのか、正直まだはっきりとはわかりません。ただ私は、人が老いて行くということは、どんどん子供に近づいて行くことだと思っていて、最期は、野々歩さんのおばあちゃんの顔の白さのように無垢で美しい境地に達するのだと思っています。そのような美しい人々が行く所なのだから、当然、天国も無垢で美しいところだというような気がするのです。