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映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

メルヘンランドへようこそ

 何ていうか、やばいのです。精神状態が。「やばいやばいって、やばくない時があるのかね、きみは。いつもきみはやばいじゃないか」って自分で自分につまらない突っ込みをいれてしまうくらい(苦笑)、やばいのです。

 心がぐちゃぐちゃな状態で、自分の中のある感情がコントロール出来なくなっていて、頭がバラバラに壊れそうなのです。ほんと、神様仏様、どうにかしてください(笑)。

 私は、高校を辞めて16歳の時、病院で皿洗いと食事配膳のアルバイトをしてたのね。そこは精神病院で、食事の時間になると、入院患者の食事が載ったトレーをワゴンに積んで、各病棟に配膳しにいくことになっていました。

 そこは青少年を対象にした病院で、病状の「レベル」ごとに病棟が分かれていて、一番重症な「H3病棟」に配膳に行った時のことを、最近やたらに思い出すのです。

 その病棟は他の病棟と違い、「大人」の人が収容されていました。でも、とても不思議で、顔は明らかに40歳代か50歳代にみえる「大人」なんだけど、体は私よりも小さくて「子供」の体なのです。誰かのうなり声や叫び声が時々聞こえる空間に、絶えず童謡が流れていたのが印象的でした。

 その童謡が、最近また聞こえてきて、鳴り止まないのです。

 当時、病棟のガラス越しにじっと私を見つめてくる患者が何人かいて、その両眼を見つめ返す時、私はいつも思っていたの。

 この患者たちと私を隔てているのは、ガラスと鍵だけだ、って。どちらが内か外かなんて、わからない。

 そういう私の考えを見透かすように、じっと見つめてきた男性、H3病棟の男性のことを今思い出して、ある瞬間、ゾッとするような絶望を感じたことも思い出しました。

 その男性の眼をじっと見つめていたら、ある瞬間、眼の奥に何かが見えたことがあったのです。言葉ではうまく言い表せないんだけど、何というか、「光」のようなもの。「正気」といってもいいかもしれない。それは本当に一瞬の出来事で、その時、私は絶望的な悲しみをおぼえたのでした。

 恐らくあの人は、一生あの病棟から出られないのです。

 あの人達と私を隔てていたガラスは何だったんだろう。当時、病棟から出る時、鍵を締めるのが、とても苦しくて辛かった。

 あの時の童謡が、鳴り止まないのです。

 私は今、ここにいない。

 鍵を持っているのは、誰?

 

 誰かが鍵を掛けて、私を閉じ込めようとしている。

 昨日は国立国のクロージングでした。

 とても精神状態が悪くて、行くのをやめようと思ったんだけど、ねむとはなの顔が見たくて、行ってしまいました。行って、さらに精神状態が悪化して、周りの人に迷惑を掛けました。精神状態が悪いときは「集団」と「女性」から距離を置かなければならないのに、自分を制御出来ずに、行ってしまいました。こういう時、「行かない」という選択肢を選択出来るようにならなければならないと、自分でも切に思います。彩乃さんが私をしっかりとガードして自宅まで送り届けてくれました。最初、何度かガードを振り切ろうと試しましたが、失敗しました。途中下車して、夜の井の頭公園を二人で話しながら歩きました。彩乃さんと曼荼羅の話をして、気分が高揚しました。彩乃さんが「砂の曼荼羅」の話をしてくれて、気分がさらに高揚しました。彩乃さんは、砂で曼荼羅を描くのを見たことがあるそうで、「砂で曼荼羅を描く」こと自体、驚愕してしまうのに、「出来上がった曼荼羅はすぐに消してしまう」ということを聞いて、あまりにもびっくりして高揚した気分が空中で一回転しました。彩乃さんは、私を自宅に送り届けて暫くして、帰っていきました。

 とても迷惑を掛けました。

 人は一人では生きていけない。

 どんな人でも、生きていく以上、人と何らかの形でつながる必要があって、そういうのが苦手だったりすると、時折、暴力とか、人を傷つけるとか、いわゆる「屈折した形」で、人や社会とつながろう・コミュニケーションをとろうとする人も出てくる、というわけなのかしら。それが相互的なものでなく一方的なものであって、「コミュニケーション」という言葉の実態と程遠いものであったとしても、それは、その人なりの「生きよう」というシグナル、という風に受け取るべきなのかしらね。

 とりあえず、よくわからないのだけど、私もきっと同じことで、私もこの先生きていくんだとしたら、人とうまくコミュニケーションをとりながら、生きていかなければならない、ということですね。

 昨夜やった、「迷惑を掛ける」というやり方で、人とつながろうとしているんだとしたら、ほんと、最悪な話です(苦笑)。ああ、もう、私最悪!!! くそーーー!!!

 まずは、苦手な「集団」やら「女性」やらを克服しないと(苦笑)。はあ…。嫌だ…。やりたくないよ

 以前野々歩さんに、「自分が女性であることも、もう嫌なので、女性をやめたい」と言ったら、「じゃあ、俺が女性になろうか」とあっさり言われました。

 あと、彩乃さんに、国立国でねずみそばは「新人賞」を頂いたことを聞きました。ありがとうございます。みんな何かしらシールが貼ってあるのに、私達のところには受賞のシールが貼って無かったのになあ、と思っていたのですが、ねむかはなのどちらかが、うちの「新人賞」のシールをいたずらして、向かいのベテラン顎髭紳士の作品につけていただけだったようです。このベテラン紳士は「優秀賞」と「新人賞」ダブル受賞ということになったわけです。

 昨日国立国へ行ってよかったです。ねむとはなの顔を見ると安心するのです。

 赤ちゃんランドへ行きたいです。人間の赤ちゃんをいっぱい抱っこしてみたい。動物の赤ちゃんでもいいです。ふわふわしてあったかいのがいっぱいいるところに行きたいです。