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映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

いやあああ!!!

 えー!!! もう2009年なの?! …なんてね(笑)。

 あけましておめでとうございます。年賀状書いてないよ! まだ作ってないんだよう! 今年も例年通り、みなさんの正月気分が抜け切った頃に、私からの寒中見舞いが届くと思います。ごめんなさい。

 年末年始は例年通り仕事仕事です。いつも「正月休みとりたいなあ」ってぼおっと考えてる内、気付いたら次の正月になってるの(苦笑)。

 大晦日は近所の高所得者向け(?)スーパーにおつかいに行って、そこの精肉コーナーで屠殺された動物の肉に囲まれて気を失いそうになって、店内を行き交う「見るからにお金持ち」な人々のあまりの厚化粧にうんざりして、そのまましょんぼり家に帰りました。それで、おそばと小松菜をゆでて、「サンタクロース」(80年代の超傑作映画)を観ながら家族で年越しそばを食べました。はなちゃんは全身おそばと揚げだし豆腐だらけになっていました。

 元旦は、午前中、自宅アパート前の私の実家へ行き、おせちとお雑煮を食べ、午後は志郎康さん宅へ年始の挨拶に行きました。志郎康さんと、表現や作品制作について色々話をしました。 一番印象深かったのが、志郎康さん麻理さんが見せて下さった、やべみつのりさんの数十年前の古い絵本。やべさんが自身の幼い娘の日常を淡々と描いたもので、麻理さんが当時気に入って製本したんだそうです。どれも黒いインクと単純な描線で描かれたシンプルなものなんだけど、結構な量で、思いのほか分厚い絵本なの。どのページも何でもない日常を描いているだけなんだけど、一枚一枚ページをめくっている内、何だか素直に感動してしまって、何だかわからないんだけど、「大きなヒント」を与えられた気がしました。 やべさんが、モチーフに対して、純粋で真直ぐな気持ちで描いている、ということ。やべさんは、単に描きたくて描いているということ。そんなやべさんの作品に、見ず知らずの私が心を打たれた、ということ。 どれもすごく重要なことのように思えてきました。

 今日2日は、詳しくは書けないけど(苦笑)色々あって、貧富の差とか「差別主義者は嫌いだけど、差別主義者を差別している私も差別主義者なのか」とか(笑)色々ぐるぐる考えさせられた一日でした。

 先月の19日、午前中に眠の幼稚園でクリスマス礼拝があって、眠の年少組は全員ヒツジを演じるというので、わくわくしながら観に行ったんだけど、ちょうどその頃、新興宗教のこととか宗教について考える機会があって、どうしてもそのことが頭にひっかかって、イエスの誕生を描いたその劇になかなか入り込めなかったのね。それが、何だかすごく悲しかったの。大人になるにつれて、色々な知識を吸収して、世界各地で宗教絡みの紛争やテロが起きていることとかを知ったことによって、「宗教」というものに対して、何だか色眼鏡で見ている自分がいて、そんな自分のことがとても悲しくなったんだと思う。

 その後行われたページェントで、真っ暗な礼拝堂に一人一人が持つろうそくの灯りだけがぼうっと浮かび上がっているのを見た時、ただもうその光景が美しくて、とても感動して涙が出たんだけど、その時何だか腑に落ちました。うまく言葉に出来ないんだけど、「ああ、大切なのはこういうことなのか」という感じ。 キリスト教イスラム教も仏教もみんな同じで、本質はとても静かで美しいんだなあ、と思いました。

 物事を色眼鏡で見ない。 もっと、物事の本質を見抜く力が欲しい、と強く思います。

 そんなわけで、私の「手がこんがらがった千手観音」状態は相変わらずですが(苦笑)、今年は、不撓不屈の精神で、自分の表現に真摯に向き合う一年にしたいと思います。 新年早々暑苦しい文章で申し訳ありませんが、ひとつよろしくお願い申し上げます。

 追伸:変な初夢を見ました。大晦日の夢は、玄関のドアを出たら、突然知らない男の人に両脚を切られて、両脚を無くす夢でした。