映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

げろげろげろっぴ

 土曜のひとりの夜は、ほとんど眠ることが出来ませんでした。

 その日の夜、高崎のホテルにいる野々歩さんから電話があって、

 ☆式が滞り無く済んだこと

 ☆志郎康さんが詩集にサインしている時に、花ちゃんが周りをうろうろしていたので、ちり毛(花ちゃんの髪はくるんくるんなのです)の端っこくらいなら、テレビに映っているかもしれない(群馬テレビの取材が来ていたそうなのです)ということ

 ☆昼間、市の人に連れられて料亭へ行き、眠はやわらかそうなお刺身を食べ、花ちゃんは茶碗蒸しを食べたこと

 ☆夕飯時、花ちゃんが、眠のお子様ランチのオムライスをほとんど食べてしまったこと

等々、報告を受けました。眠も電話口に出て、「ママ、グミあげるよ、おいでよ」と言っていました。眠の声は非常にデカイので、音が完全にわれて携帯がビリビリいっていました。花ちゃんも電話口に出て、私が「花ちゃん」と話しかけたら、「携帯電話の中にママが入っていると思ったらしく、非常に混乱・興奮していた(野々歩さん・談)」そうです。

 電話を切って、お風呂やトイレなどのカビ取り・掃除をして、みっともない夕飯(余りにもみっともないのでメニュー書けないよ)をとって、自宅前の実家でシャワーを浴びて、仕事をして、さあ眠ろうと思ったんですけど、眠れないのですよ。明朝7時から仕事なのに!!!

 私は「再び、自分のドッペルゲンガーと出会うことがあったら、間違いなく、自分はおしまいだ」という確信があるので、その恐怖で、とてもじゃないけど眠れなかったのです。 とりあえず、布団の山で堤防を作り、くまちゃんと寄り添ってまんじりともしませんでした。 夜中って、とっても静かなんだけど、逆に色々な音が聞こえるのです。 家がパリンってきしむ音とか。 「静寂」も、音のある「静寂」なんですよ。 いつもなら、そんな音が好きでよく耳を傾けるんだけど、状況が状況なので、ただひたすらに恐ろしかったです。

 あと、胸も痛かった(苦笑)! 吸う人(花ちゃん)がいないので、お乳が製造される一方で、胸がパンパンになって石みたいに固くなってね。すごく痛いの。こういう時、搾乳出来ればいいんだけど、私は諸々の事情があって、自分で自分の胸を触れないから、搾乳出来ないのです。寝返りも打てないし、熱は帯びてくるし、辛かったなあ。

 で、何だっけ? 何でこの記事はこのタイトルなんだろう。

 長文打ったから、何だかもう疲れちゃった(笑)。

 そうだ! そうそう。

 高崎から帰ってきた野々歩さんに、高崎観音の写真を見せてもらっていた時、何となく宗教の話になってね。私の知ってる人で、完全に新興宗教にはまっちゃって、その人のお家の中は関連グッズだらけなんだよっていう話とか、土曜日、野々歩さんたちがいない間に、宗教の勧誘の人が来て、パンフレットを置いて行ったこととか、色々話しててね。結局のところ、何がカルトかカルトじゃないか、とか、良くわからなくなっちゃって。 「多数派は正しくて、少数派は間違っている」みたいな考え、私は大嫌いだし。 だって、前述の某新興宗教の教義とか、宗教の勧誘の人が置いていったパンフレットとか、大まかに読む限りでは、別に間違ったことは言っていないのですよ。(「家族を大切にしましょう」とか「環境に優しく」とか) でも、その一方で、信者から集めた大金で、変なビルだの塔だの建てたりしてる。 でも、じゃあ、新興宗教が作った塔はNGで、高崎観音はOKなの? とか、もう、何だかこんがらがっちゃいます(笑)。 考えれば考えるほどわからない。 考えれば考えるほど「眠の大好きなアンパンマ○だって、宗教みたいなものじゃないか」とも思えてくるし。

 その中で、私なりに一つ結論が出たのは、「私は『他宗教を尊重しない宗教』のことがゲロゲロだ」ということです。要するに、「自分が信じているものに対するのと同じくらい、他人が信じているものを敬う心」に欠ける宗教は、いただけない、ということです。それが、広く認知されている宗教であっても、そうでなくても、です。 これは、宗教に限らず言えることだと思います。 最初から自分の意見を押し付けない・聞く耳を持つ・まず相手の考えを尊重することから始める。 この3つは、とても重要なことだよね。 …って、私はこの3つが出来てるのかって? あんまりできてないよー!!! でもがんばるよ(ほんとだよ)

 こんな、ばかみたいに長文になっちゃって…私のばか!