映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

妖怪よだれつわり

 最近だんだんと「食べつわり」や「吐きづわり」は落ち着いて来たんだけど、「よだれつわり」がまだ良くならない…。「よだれつわり」って妖怪の名前みたいでマヌケな感じがするけど、実は結構しんどくて、あまりにもしんどいのでネットで検索してみたら、「唾液過多症」とも言うらしいことがわかった。要するに、唾液が過多なわけです(笑)。過多な上に、吐き気も伴うので飲み込めない。寝ても覚めても「よだれ入れ」(ビニール袋とかコップとか)が手放せない。人と長い時間話せない(口の中に唾液が溜まるから)。電話にすぐ出られない(口の中に唾液が溜まっているから)…などなど。しかもこの妖怪、一般的な認知度がとても低いらしく、説明してもわかってくれない人が多い。「何でそんなにもぐもぐ言ってるの?」とか「何を言ってるのか良くわからない」とか平気で言う人がいて、本当に傷付きます。だって、自分のよだれがどうとかって、恥ずかしくって言いづらいもん…わかってくれよ。 さらに困ったことに、産婦人科の間でもこの妖怪の存在は余り知られていないらしいの。(私が行ってるクリニックの先生も良く知らなかった。)

 恐るべし、妖怪よだれつわり…むむー!!

 で、自分自身恥ずかしくて情けなくって、正直妖怪妖怪言って笑ってる場合じゃねえよ、というこの有様をどうしてブログに書き込む気になったかというと、私もウェブ上の色々な人の体験談を読む内に「そうそう、そうなんだよね」と思って少し元気になったからです。「インターネット=こわい・気持ち悪い」という漠然とした嫌悪感を持っている私にとっては、こういうの、なかなか新鮮な体験だったもので…。  ちなみに、妖怪よだれつわりに対するこれと言った対処法は無いみたいです。せいぜい飴をなめたりガムをかんだりして誤摩化すくらいしかないみたい。あと「産んだら治る」だって(笑)…そ、それまで待てるか、コラー!!