映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

「奥さぁん、奥さぁん」

 数年前に家に来た、気持ち悪い(←失礼)セールスマンの真似。げー(笑)。

 昨日は、ネムスキー(ねむ→ねむすけ→ネムスキー)にさつまいもとミルクでスイートポテトを作って、体調を崩した野々歩さんに里芋でおじやを作った、お芋だらけの日でした。お芋といえば、新美南吉の「屁」(=「屁」というマヌケなテーマで人間の深層心理を鋭くえぐった超傑作短篇小説)ですね。お芋の皮をむきながら、「屁」に登場する遠助(瞬時に「屁」のもとを嗅ぎ分ける少年)のことを考えてました(笑)。

 後はやっぱり、来年せんだいメディアテークでやる個展のことを考えていました。昨日は、新作フィルムの上映形式に関して、野々歩さんから非常に素晴らしい案が出ました。上映は特殊な方法でやるつもりなんだけど、野々歩さんは、私なんかよりずーっと実験映像等に造詣が深いから、ホントに良いアドバイスをくれるのです。私にとって、作品作りで一番重要なことは、形式や技法自体が新しいとか面白いとかいうことではなくって、それらが自分の表現したいものと矛盾していないか、ということなのです。昨日野々歩さんから出た案は、その条件を見事にクリアしていて、もう…ぶるり(笑)。

 上映の他にも、新作フィルムで使用した装置や衣装等を用いたインスタレーション等もやるつもり。もぅ絶対仙台まで見に行く価値はありますよ、奥さん! 絶対損はさせませんよ、奥さん! ←オェ—! もうううぅ…ぶるぶる。

 …今足元でネムスキーさんがユデダコになってます。何かをふんばっている御様子。がんばれー! うおおおー!