映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

新作のデッサン

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新作「yuRi=paRadox 〜眠りは覚醒である〜」のデッサンです。絵や写真や映像などを組み合わせた作品になる予定。 ちなみに、中央の私がつけている髪飾りは「合歓(ねむ)の花」です。

 

「yuRi=paRadox」というテーマではこれから何度も作り続けて行くと思うんだけど、よく言われるのが、「(このテーマ自体が)わかりにくい」ということ。あは(苦笑)。この言葉を単刀直入に説明すると、「私の核 すなわち 私=パラドックス(「逆説」という意味)っつうことですよ!」っていうことなんですけど(笑)。「私」っていうのは私(由梨)のことね。だから、このテーマが「わかりにくい」ってことは、私のことも「わかりにくい」ってことで…うーむ むにゃむにゃ…。

つまり、「わかりにくい」っていうことは「実感しにくい」ってことだよね。

そこで思いついたのが「じゃあ実感して頂こうじゃねェかっ!」ということなのです。

 

今考えている個展の構想なんだけど、ここで上映する映像の「上映スタイル」を次のようにしようと思っているのです。

☆席は黒色1・白色1の2席のみ。よって1回の上映での入場者は2名まで。

☆入場券の中央には切り取り線があり、黒色の半券と白色の半券の2枚に分断出来る。よって1枚の入場券で2名まで入場することが出来る。但し黒色の半券を持った者は黒色の席に、白色の券を持った者は白色の席に座ること。

 

この上映は完全予約制にしようと思っています。もちろん、1名で入場して、一人で作品を観るのもOK。また「相席OK」(←事前に確認します)という方は、見知らぬ人と二人っきりで観ることになるかもしれません。黒色と白色の席はスクリーンに向かって並んで位置しています。しかもそんなに離れていない。隣に座っている人の手を触ろうと思ったら簡単に触ることの出来る距離です。

 

自分の隣に座っているのは、友人かもしれないし、恋人かもしれないし、親・子供かもしれないし、赤の他人かもしれない。もしくは誰もいないかもしれない。もしくは自分自身かもしれない。

 

「私」はその全てです。

手をのばせば、私は私に触ることが出来る。

触るのも私で、触られるのも私。

 

ぶるり(←最近の流行り言葉(笑))