懺悔
その言葉を言ったら、人はどう思うか。喜ぶのか、悲しむのか、傷付くのか。それをよく考えた上で、人と話しなさい。
娘にそう説いたけれども、私自身偉そうに言える立場なんだろうか。
「自分の存在を消してしまいたい。いっそ死んでしまいたい。自分には生きている価値なんかない。」それらの言葉で、親や娘たちやパートナーをザクザクと傷付けた私。
傷付けた私。傷付く私。傷付く娘。傷付ける娘。
「自分以外誰もいない世界、物も何もない世界に行きたい」そう言って、ただひたすらに自転車を漕ぐ娘の姿を想像して、私はただ泣くしかなかった。「何もない世界」にひたむきに憧れ、自転車を走らせる娘の悲愴な気持ちが痛いほどわかるから。
「自分が死んでも、誰も悲しまない」
どうか、そんな言葉もう言わないで。
そして、お母さん、そんな言葉を何度も言ってごめんなさい。
魔法を取り戻す
my new film would be private, sensitive and sentimental one.
「夕暮れ時、アトリエ近くの歩道橋からの景色を眺めたりしてると、悲しいような、でも懐かしいような気持ちで胸がいっぱいになるんだよ。」
2017年6月23日、眠の言葉。2018年7月2日現在、この歩道橋はもう存在しない。
「例えば実際に触れることのできる何かを自分の腕に抱きしめているとして、そのものに『懐かしい』という感覚を感じたら、そのものは最も間近く触れているにも関わらず、決して手の届かないとても遠いところにあるような感じを与える気がします。決して触れることが出来ないイデアの世界に。」
私の友人の彩鳥さんのブログ「彩鳥のさえずり 絡繰日記」の「懐かしい投影たち」より抜粋
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2
パイがふたつあったおはなし
The Tale of the Pie and the Patty-Pan by Beatrix Potter.
無性に読みたくなって、本棚から出したら、花が朗読してくれた。
やっぱり、猫のリビーがしじみに似てる気がしてしかたがない。