映像作家・村岡由梨のブログ http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/

今日は2016年の大晦日。

振り返ってみると、まず今年の前半、肉親との辛い別れがありました。自責の念に駆られ、過去の様々な出来事を思い出して眠れず、明け方怖い夢を見て。そんな心が乱れた状態が未だに続いています。

そんな中、作品「スキゾフレニア」の完成に漕ぎ着けたことは、大きな喜びでした。

ありがたいことに、野々歩さんがこの作品を海外映画祭に積極的にエントリーしてくれて、とりわけ、東欧のセルビアで開催されたエッジィな映画祭【ALTERNATIVE film/video festival】ALTERNATIVE FILM/VIDEO 2016でImportant Cinematic Worksの一つに選ばれたのはとても大きな収穫でした。これによって、来年セルビアで作品を滞在制作することが決まり、未知の世界への扉が開いたように感じています。

そして新作「Transparent,the world is.」の絵コンテも着々と進めています。基本的に四六時中、作品のことは頭から離れないのですが、野々歩さんの提案で、毎日一定時間、作品のことだけに集中する時間を家族が作ってくれることになり、その時間、私は自室にカンヅメになります。アニメーション作家の故・相原信洋さんが昔、「自宅にスペースを作って、1日数コマずつでもいいから毎日作品制作を進めなさい」というようなことをおっしゃっていたのを思い出して、その言葉の意味を噛み締めています。

今年は、作品制作においてだけではなく、色々な場面で、家族に迷惑をかけた一年でもありました。特に二人の娘には悲しい思いをさせてしまうこともあり、無垢な二人の魂を傷つける、身勝手な母親で申し訳ない気持ちでいっぱいです。

上の子は来春中学生。私の成長が止まって、他者との外的/精神的交流が途絶えたのも中学生時代。いよいよ娘と私の人生が交差する時が来るのを、恐れる気持ち50パーセント/神秘的な何かに触れるような気持ち50パーセントといった心境で待っています。

 

ひとりぼっちの散歩道

最近、毎晩野々歩さんと、近所を2,3kmほど散歩しているんだけど、今日は野々歩さんの体調が優れなくて、一人で歩いた。すっごくさみしかった。

いつも二人で見る、民家のささやかなイルミネーション、「きれいだね」って言う相手がいなかった。昨日野々歩さんが言っていた、「今が一番幸せなのかもしれないね」っていう言葉が、不安と共に心の奥に突き刺さったまま。

明日は、娘たちリクエストのクリスマス用アイスクリームケーキを、野々歩さんと一緒に注文しに行く予定。元気になってるといいな。

お願い

数日前から、糖質制限ダイエット実践中!つ、つらい…甘いものが食べたい…。私が、トレーナー(夫)にかくれておまんじゅうやおもちを食べないよう、誰か見張っててください。とりあえず、1か月でマイナス5kg目標〜

4次元 - Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/4%E6%AC%A1%E5%85%83
4次元 - Wikipedia

私が作品制作をする上での究極の目標は、私の核「ユリ = パラドックス」を視覚化する、ということなんだけど、今のところ、「白」「黒」「立方体」などといった概念までしかたどり着いていない。次の作品ではもう一歩先に進みたくて、次元について調べているんだけど…む、難しい…けど面白い!うむむ、あたまが爆発しそう!!!

誰かと共に生きるということ

自分はダメな人間だということを否応なしに自覚させられ、パックリと開いた傷口の血の塊を、さらに、言葉 言葉 言葉でなじられ、えぐりとられる残酷さ。

互いに、これ以上追い詰められると壊れてしまうかもしれない危うさ。

共に生きるって、本当に難しい。

仮に、Aという主張をする人がいる一方で、Aとは相反するBという主張をする人がいたとする。両者の主張が全く相容れず、お互いに歩み寄る姿勢も見られない状況に際すると、とんでもない絶望感で息が出来なくなる。これはあくまで個人的な話だし、何事も二項対立で語れるほど単純なものではないと思うけれど、これを国際問題に発展させて考えてみた場合、実際に問題解決の最前線にいる人たちの無力感って大変なものだと思う。絶望感と無力感。でも投げ出すことは許されない。私は何に希望を見出だせば良いんだろう